Z・枕草子

もののあはれ
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | - | - |
Be Here Now
 Be Here Now


1997年、OASISの3rdアルバム。

世間的にも本人評価的にも「失敗作」の呼び声高い作品でございます。笑

でも私としてはそこまで罵倒するほどひどいものでもないと思いますわ。
かといって前2作と比べたら全然良くないので、もうなんというか「困る」アルバムなのです。笑

具体的に曲でいうと、『Magic Pie』、『Stand By Me』、『Don't Go Away』あたりのスローナンバーはとてもいい曲です。メロディーがきれいでさすがだなという感じ。

ところがほとんどの曲がとにかく長い。
オープニングから長い。
はっきり言って無駄な長さだと思います。

その長さに加えてギターの音をかなり厚く重ねてるので、けっこう重く感じるのです。
音も技術も大して良くないですし。

うまくもない演奏を長々と聴くのもねえ。

要するに、ケーキの生地は別にそこまで悪くない、むしろいいものが多いのに、そこまでうまくもないクリームやチョコで余計にデコレーションしたせいで最後まで食べきれない感じなんですね。

『All Around The World』などはとてもいい曲なのに9分超えますからね。
その大半は私的に無駄でございます。笑

結局罵倒してる感じになってしまいましたが、そこまでひどくはないですよ?笑
決して嫌いじゃないですよ?好きでもないけど。笑

全体で70分強。
ベートーベンの第9並みの大作です。笑
ジャンルの違う大作同士、聴き比べるのもいとをかし。


Magic Pie

Stand By Me

Don't Go Away

All Around The World

15:23 | | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
Razorlight
 Razorlight


2006年、Razorlight、2ndアルバム。

1stアルバムで早くもUKロックにおける国民的バンドのレベルに立った彼らでございますが、得てして新人は2ndでこけるものです。

しかしながらこれはやってくれました。
格段に洗練されております。

デビュー時のいい意味での荒っぽさが影を潜めてしまうと、生半可な「うまさ」では決して前作のインパクトを上回ることはできないものです。
しかしこのアルバムは、ボーカルはもちろん、全ての楽器が華麗で、バンド全体のレベルアップが一目瞭然。
何より曲が洗練されておりますね。
でも決してパワーダウンはしていない。

『America』、『I Can’t Stop This Feeling I’ve Got』、『Los Angeles Waltz』を聴くと、メロディはもちろんギターのアルペジオやリフの美しさにまで曲の壮大さを感じてしまいます。

どうもUKはビッグマウスな人が多くて、このバンドのVoであるジョニー・ボーレルも自分を天才って言っちゃう痛い感じの方なんですね。笑
でもこういう2ndを作られると納得させられます。

自称天才いとをかし。


America

In The Morning

I Can’t Stop This Feeling I’ve Got

Los Angeles Waltz
14:43 | | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
技術論

珍しくバッカス名義で書きますね。笑

というのもテーマが日記の方に書くよりこっちで扱った方がしっくりくる気がしたから。
今回は本やCDの作品の紹介はないっす。

さてタイトルが「技術論」ってことで、音楽の技術のことなんですけどね。
ある日の亮さんのブログで「音楽の技術の上手い下手ってのがよくわからない。どういう基準なんだ。その根拠は?」って話があって、俺はそれを読んでて「これはおもしろい。」と。

要するに人それぞれの音楽の楽しみ方の問題で、亮さんは技術うんぬんで好き嫌いを判断してないってことなんだが、だったら俺は逆に技術の面からアプローチして書いてみようかなって思ったわけだ。

まず言っときたいのは、技術っていっても俺は専門的な難しいレベルで判断して聴いてるわけじゃないってこと。
結論的には、単純な好き嫌い、聴いてて気持ちいいか悪いかっていう「理由の表現」の問題なんだ。

つまり、この理由の表現を亮さんの場合は詩的表現、曲から浮かんだ心象風景なんかで「感覚的に」書くんだけど、俺は「理論的に」書きたいんだね。
多分みにまるさんもこっち側だなと勝手に分類する。笑

音楽的文系、音楽的理系って分類はあるんじゃないかと思うんだ。
音楽に限らず芸術全体でね。

亮さん、本部長なんかは文系のイメージだね。笑
文系は曲の好き嫌いを「詩的」「文学的」に表現し、理系は「物理的」に表現する。

でも聴いてる根本は「感性」なんだよね。
そこは文系理系に関係なく「芸術」の共通項だと思う。

さて、技術の話です。
長いねー。笑
なんせ俺くどいからさ。笑
くどいと思ったら遠慮無く「くどい。」って言ってね。
そしたら俺は「おだまりくださいませ下痢アルマジロ野郎。」って言うから。


まず一番基本的なとこで「音」ね。

「音の三要素」と言われるものがある。
「高さ」、「大きさ」、「音色」の3つだ。

基礎中の基礎だよね。
でもここの時点から上手い下手は出るのよ。
要するに「ド」の音をちゃんと「ド」として出せるかってレベルからの話なんだけど、これができない。
音程ってすっげえ微妙だからね、その日の気温、湿度なんかで完全に違っちゃう。

そこを合わせるのがプロなんだが、下手なバンドなんかはこの時点でおかしいわけよ。
だから聴いてて気持ち悪くなるの。笑

「音色」はまあ簡単に言えばその楽器が出す独自の音なんだが。
バイオリンならバイオリンの音、トランペットならトランペットの音みたいな。

これも難しくて、いい音出すには地味な練習の積み重ねが必要だ。
ドラムが紙叩いてるような薄っぺらい音だとがっかりするでしょ?笑
いるから。実際そういうドラム。笑

例えばですか?
うーん、こういうの言っちゃうとさ、ほら。Jニーズとかに消されると困るじゃない。笑

ま、このへんはいろいろ想像していただくとして、こういう基本的なとこからちゃんとしてる演奏は「上手い」わけです。
雑な言い方すると、「下手」な演奏は「なんか音程が変。」とか「なんか音がちゃっちい。」わけ。

音程がおかしいとか致命的だよね。笑

本当にうまい人ほどこの最も基礎的な「音」の出し方の練習を大事にしてます。
技術の根本だから。


次、「音」に続いて「曲」。
あ、真面目な話とか長い話嫌いな人は帰って帰って。笑


「音の三要素」と同じように「音楽の三要素」というのがある。
「メロディ」、「ハーモニー」、「リズム」の3つ。

メロディについては、これはもうそれこそ個人の好き嫌いでしかないよね。笑

ハーモニーはね、これは先の「音」の問題に直結するね。
つまり和音、歌でいうならハモりなんだが、どこぞのコーラスグループのハモりとか歌番組見てると結構おかしい時あるよ。
彼女と2人で「オエ〜!」ってなるもん。笑

例えばですか?
それはね、ほら、ボクも早稲田大学とかに消されたくないんで、お察し下さい。笑

リズムも難しいんだけどね。
これが合わないと曲が崩壊するから。
だからドラム、ベースのリズムセクションは心臓なんだね。

複雑な音符の割り振りを正確にそのテンポの中で叩いてる人は上手いんです。
有名な人だとLUNA SEAの真矢とか。
X JAPANについては触れません。笑

この点、ジャズで楽譜通りのリズムよりもいろいろいじって演奏してるスウィングってのもありけど、これは二小節とかの単位でちゃんと全体のテンポと帳尻が合ってるんだよね。


「音の三要素」と「音楽の三要素」。
これがガッチリかみ合って曲は生まれるわけで、技術っていうのは結局全てこのレベルに還元される話なんだ。

確かにある程度のとこまで行っちゃうと、技術の上手い下手ってのは個人の趣向の域になっちゃうんだが、その前の段階には確実に上手い下手の基準がある。
演奏の基礎レベルでね。
ここがダメだともう音楽として崩壊してるって基準があるわけさ。

俺とか隊長みたいな楽器を長くやってた人間にとっては、このへんの基準がもはや「感覚」になっちゃってるとこがあるけど。

技術の上手い下手は今まで話してきたレベルのとこが線引きの基準です。
絶対基準と言っていい。
ここをおろそかにして成り立つ技術はあり得ない。
おろそかなのにデビューしてる連中はおそらく事務所の力技です。笑

一般的に音楽のレビューなんか書いてる人達でワイワイやってるのは、大抵このレベルの先の話であって、その領域はもはや個人の趣向がだいぶ絡んできてるので絶対はない。

亮さんが絵で例えてたが、確かにピカソが名画かどうかっていうのは見た人の自由だね。
でもそこに行き着くまでに、まずは基本通り、お手本のモデルをどれだけ忠実に描くかってレベルがあったはずだ。
子供の頃に描く絵は、どれだけ犬を犬らしく描けるかってとこが上手い下手の基準じゃなかった?
ピカソのゲルニカは、このレベルのもっと先の話よ。

ところが悲しいことに、この絶対基準のあたりかそれ以下で上手い下手分かれるようなミュージシャンが多いわけさ。笑
昔のアニソンとかドラマのテーマ曲とか聴いててすげえ燃えなかった?笑
あれね、楽曲の良さはもちろんあるんだけど、この基礎レベルでの演奏力がずば抜けてるから。

たぶん亮さんが「技術の上手い下手の基準がわからない。」っていうのは、この基本レベルの上の段階でのことだと思うんだ。
ここはもう「自分はこう思うから好きなんだ!」でいいんです。
そこで誰かに「お前はわかってない。」とか言われたら無言で鼻とかグーパンチしてやればOKです。笑

今まで話した以上の技術論をやりたかったら、それはもうあれだ。
楽典読んで楽理とか勉強して下さい。
すげえめんどくせえぞ。

だから技術うんぬんはここまでのレベルで十分。
ギターの弾き方でタッピングがどうだハンマリングああでカッティングがこうしたとかどうでもいいんだ。
全ては「ちゃんとリズムに乗って」、「ちゃんとした音程で」、「いい音鳴ってるか」。
ここに還元されるんです。

ここがダメだと感覚で「気持ち悪い」んです。

あとは楽曲の解釈。
作品を通しての曲の作り手と聴衆との会話だね。
ここで分かり合うかもの別れに終わるか、これは相性の問題。
クラシックなんかは特に指揮者の解釈で演奏されるわけだから、演奏聴いてこの解釈を好きか嫌いかはお見合いみたいなもんだ。笑

結局のところ、最終的には技術論すらその曲そのミュージシャンを好きか嫌いかを判断する材料の一部でしかないわけで、「下手でも好き。」って言われちゃえばどんな超絶テクも吹っ飛んじゃうわけだ。笑

ただね、とくに大した素材でもない肉をただ焼いただけの料理出すような店には二度と行かないように、プロとして金取る以上は客を納得させるだけの最低限の技は持っててほしいし、それ以上の技を磨く努力はしてほしいよね。


そんなことを長々と書き連ねながらも、俺は今後もその最低限の技術論以上のとこで技術を語ります。笑

ではでは。

15:37 | | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
塗仏の宴
 


京極夏彦著、京極堂シリーズ第6作。

シリーズ初の上下巻に分かれた最大の長編でございます。
上巻は「宴の支度」、下巻は「宴の始末」と銘打たれております。

このストーリーはシリーズの中でも最も説明しにくいですね。

伊豆山中、大量殺人により消滅した村。そこに伝わるという不老不死の妖怪「くんほう様」の伝説。
各主要キャラがそれぞれ別個に関わることになる「敵」達。
新興宗教団体、気功武術集団、風水団体、女占い師、超能力少年…
これらの各事件が例によって例のごとく一つに収束していくわけですが、その裏についにシリーズ通して関わるであろう京極堂にとって最大の「真の敵」の姿が見えます。

ある意味これまでのシリーズの集大成ともいうべき話で、これまで全ての事件とそれに関わった人物達が何らかの形で事件に関係するという緻密さでございます。

が。

これだけ話のスケールを広げながら、事件の真相自体はけっこう拍子抜けするぐらい単純で、というより事件を可能にする仕掛けが単純なんですわ。

途中経過があまりに衝撃的な展開なので、期待しすぎました。
いや、むしろ前作の「絡新婦の理」が作品としてすごすぎたんですね。
どうしても前作と比較しますから。

ということで大作のわりに私はあまりお気に入りではない作品です。
京極堂のウンチクがページ数に比例して膨大なので、このシリーズの醍醐味としてのウンチクに溺れるのを一番の目的にした方がいいかも。

ただ、「最大の敵」のお披露目という観点のみで見れば、この規模の長編はいとをかしでしょう。
00:41 | | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
シフォン主義
 シフォン主義


2008年、相対性理論1stミニアルバム。

自主制作として売り出しながら話題性の高かったCDが正式発売されたものです。

このバンドはなんでしょう。
確実にうまいバックの演奏に脱力系女性ボーカルと「病気かしら?」と思うような意味不明、シュールな歌詞。

いわゆるヘタウマなんですが、とにかく本気なのかふざけてるのか、天然なのか計算なのかさっぱり分からないのでございます。

初めて聴いた時に私の中で絶対受け付けない拒絶感と、はまりすぎる中毒性の両極端のちょうど真ん中で揺れてた振り子が、何を間違ったか中毒性の方に振れてしまいまして思わず購入でございます。笑

曲のタイトルからして『スマトラ警備隊』とか『LOVEずっきゅん』とか『おはようオーパーツ』とか何を考えてるのか分かりませんが、ギターのドライブ感もリズムセクションも本気すぎる演奏でかっこよすぎます。

バックの音は確実にロック。なのにこのボーカル。
例えるなら混ぜちゃいけないもの混ぜて「ほら爆発した」というような感じのバンドです。

最近知名度でもやたら売れ出したようですが、いまだ私はなんで好きなのか自分でも理解しかねてますので、どなたか評価してくださいませ。笑

シュールいとをかし。


スマトラ警備隊

LOVEずっきゅん
01:46 | | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
男の作法
 


1984年、池波正太郎著。

鬼平犯科帳、剣客商売などで知られる時代小説の大御所、故池波先生の随筆でございます。

「天ぷらは親の敵にでも会ったようにかぶりついて食べなきゃ」

「本当の大阪人、東京人は決して他国の食いものの悪口というのは言わない」

「男のおしゃれは自分の気持ちを引き締めるためですよ」

等々、含蓄のある言葉の数々。
衣食住に留まらず、人付き合い、金払い、夫婦など生活の全般において、男としてまさに「粋」であることの指南書ですわ。

それらも決して「こうしろ」とは強要せず、「今の時代に合わないかもしれないが、参考になれば」ぐらいの軽い気持ちで「おすすめ」してくださる語り口がまた粋。

確かに現代ではもはやニーズに合わない部分(公衆電話の作法など)もありますが、まだまだ十分通用すること多数。

「男の作法」というタイトルながら、実は「人としての作法」であり、女性にも読んでいただきたいですね。

なぜそうした方が粋なのか、歴史的・文化的な理由から効率性の問題まで趣旨明快。
薄っぺらな通ではなく、真の文化人としての姿がそこにあります。

「粋」の真髄はすなわち「他者への気遣い」だと気付かされます。

現代人だからこそ必読のいとをかし一冊。

15:17 | | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
十二人の怒れる男
 十二人の怒れる男 MGBNX-16232


1957年、アメリカ映画。シドニー・ルメット監督。主演ヘンリー・フォンダ。

ご無沙汰しております。
こちらに移転しまして最初にご紹介するのはこちらの名作。
あえて今この時代だからこそ。

殺人事件の被告となった少年の裁判に臨む12人の陪審員。
評決は全員一致が原則。しかし有罪とされれば間違いなく死刑判決が出るであろう事件。
少年に不利な証拠しかない中、評決に際してたった1人無罪を主張する男。
激しい討論の末の結論は?

陪審員の評議室のみという密室劇ですが、まるで舞台劇を観ているような緊迫感と臨場感、ダイナミズム。

吐き出され続けるセリフにも無駄が一切なく、職業も出生も違う12人のキャラクターを完全に描ききっています。
仕事が気になる男、早くナイターを見に行きたい男、心の奥に偏見を抱える男…。

それぞれが確固たる個性に応じてぶつけ合う議論に息を呑みます。

討論の意味、その価値、つまり民主主義の原点を見つめ直す上でも意味のある作品でございますね。
人の英知の可能性を感じさせてくれる作品でもあります。

主人公であるヘンリー・フォンダ演じる陪審員の正義感ばかりに目が行きがちですが、本当に私達に近いのは「ナイターが見たいから早く終わらせたい」陪審員なのではないかとも思いますね。

この映画は語っても語り尽くせないところがあるのですが、とりあえず一言。
いとをかし。
11:41 | | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
Runova×handover
 Runova×handover


2006年、NICO Touches the Walls2枚目のインディーズアルバム。

タイトルの読み方は「ルノーヴァ・ハノーヴァー」です。
インディーズのミニアルバムながら、1作目に劣らぬ肉厚ぶりを見せる力作。

『泥んこドビー』、『アボガド』の頭2曲のアッパーチューンがテンポ、リズムをぐらぐら揺らしてきて、その変拍子が心地いい。

これだけ変幻自在に動いてもガッチリ崩れない演奏力は大したものですね。
それから歌詞に現れる世界が少し皮肉っぽく毒気のある感じで、独特の世界観も最近のポップ・ロックから一線を画してる久々の「ロックバンド」でございます。

それでいて『梨の花』のようなラブソングも「こんなのも歌えるぜ」ぐらいにさらっとやるところが憎たらしいですね。笑

個人的には最後の『僕がいなくても地球はまわってる』の一瞬歌謡曲のような曲調でしっかりロックをやってくるところにこのバンドのすごさを見た気がします。

最近ようやくNICOをはじめ確固たる技術と個性をもったバンドが登場してきて、今後のロックシーンも救われるかもしれませんね。いとをかし。


泥んこドビー

アボガド

梨の花

僕がいなくても地球はまわってる
16:22 | | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
The Reason
 Reason


2003年、フーバスタンク2ndアルバム。

デビューアルバムの一撃で世界中にその名を知られたフーバスタンク、今作ではロック、バラード、ミディアムとよりはっきりした曲を散りばめて、バリエーションの広さも見せております。

オープニングトラックの『Same Direction』から相変わらず一気にテンション上げてくるロックを聴かせてくれますが、続く2曲目『 Out Of Control』のシャウトでアドレナリン全開です。

Voのダグは本当によく声が出る。
ライブでも最高潮になること間違いなしのシングル2連発。

そしてアサヒスーパードライのCMでも使われ、知名度の高い『 Just One』も名曲。

アルバム前半にこれだけ完成度の高いロックチューンを入れてしまうと後半の息切れが心配ですが、案の定中盤以降ちょっとだらけましたね。笑

8曲目のタイトルトラックのバラード『The Reason』までは最高なんですが。

個々の楽曲はいいんですが、アルバム全体として通すと後半インパクトに欠けてくる印象。
ちょっと構成の失敗ですかね。

それでも前半だけで損はしなかったなと思います。

まあ、このアルバム自体は1stを超えるヒットになりましたし、グラミー賞にもノミネートされましたし、よくある「2枚目のジンクス」にはならなくて本当によかったと安心したのは確かです。

オルタナとかラウドロックとかいろいろ言われてますが、そういうジャンル分けにはまるバンドではないと思いますので、どんどんいろんなことやってもらいたいと思います。

演奏も格段によくなってますし、成長途中という感じのアルバムでいとをかし。


Same Direction

Out Of Control

Just One

The Reason
16:21 | | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
MORAL
 Moral


1982年、BOΦWY、1stアルバム。

伝説のバンドの記念すべきメジャーデビューアルバムでございますが、この頃は所属のレコード会社にすら全く注目されず、予算もあてられない身分でございました。

レコーディングやなんかはスタジオは使えるものの、ほぼ自前で撮るような有様でして、今聴くと録音のバランスやらレベルやらひどいですね。笑

デビュー当時のBOΦWYはロックというよりはるかにパンク寄りで、歌詞も反社会的・反体制的な過激なのが多いです。
このアルバムの中の『SCHOOL OUT』という曲も退学をテーマにしてるんですが、実際にこの曲の影響で高校辞めたファンもいるそうです。
その選択は不正解なんじゃないか?笑

その一方、バンドの代表曲となる『IMAGE DOWN』や『NO.NEWYORK』、『ON MY BEAT』が作られたのもこのアルバムで、後年のサウンドへの片鱗が見えます。
『ON MY BEAT』最高速カラオケはBOΦWYファンなら誰しもやったと思います。

この時代のBOΦWYは6人のバンドだったことは今の人はもう知らないんでしょうかね。ギター2人でサックスがいたんですよね。
あと氷室が狂介だった時代ですね。

この後、すさまじいスピードで、同一のバンドとは思えないほどアルバムごとに曲のスタイルも変わっていくわけですが、原点はここです。
原点ならではの熱があります。

日本の音楽史を語る上でも貴重な作品で、なんというか、いろんな意味でいとをかしなアルバムでございます。


IMAGE DOWN

GIVE IT TO ME

NO.NEWYORK

ON MY BEAT
16:19 | | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--