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周作塾
 


遠藤周作著、講談社1998年。

『海と毒薬』、『沈黙』などキリスト教における信仰と日本人の姿を真正面からテーマにした重厚な作品で知られる遠藤周作。
彼が狐狸庵先生というもう1つのペンネームで雑誌に連載していたエッセイをまとめたのがこれです。

あの遠藤周作本人が書いてるとは思えないほどユーモアに溢れた内容。

そもそも遠藤周作という名義では作風のイメージからあまりふざけたことができないというので生まれたのが狐狸庵先生なんですね。

投稿人でもイメージを変えるために偽名を使ったりすることがありますけど、それと同じですね。

『塾』という名の通り、読者に対して「〜するのをおすすめする」「〜してみたまえ」という指南スタイルなんですが、これが友達付き合いの話、株の話、痔の話、趣味など雑多に渡り、軽妙な中に人生経験の深みも感じさせます。

趣味で素人劇団や音痴の合唱団を立ち上げるなど、人生の楽しみ方の幅が広い人ですね。写真ではしかめっ面しか見たことないですが。

この本の副題が『読んでもタメにならないエッセイ』でして、この時点で狐狸庵節が全開なのですが、読んでタメになることを謳いまくってる実用書の類は実は大して役に立たないことも多いですからね。
そういうものに対する狐狸庵先生流の皮肉なのかもしれないですね。

私は実は遠藤周作よりも狐狸庵先生としての顔の方が好きなのです。

難しい作家の二面性もまたいとをかし。
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