Z・枕草子

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鉄鼠の檻
 


京極夏彦著、京極堂シリーズ第4弾。

ある箱根の旅館の庭に突然出現した僧侶の死体をきっかけに、僧侶連続殺人事件が箱根山中の巨大寺院の中で繰り広げられます。

この京極シリーズは時も場所も一見全く関係のない事件が多視的に語られ、それが関連性をもって収束していくのが真骨頂ですが、この作品に関しては珍しく舞台が寺の中という限定された世界で話が進みます。

誰も知らない、外界から遮断され、歴史からも抹消された巨大寺院という設定がかえって物語に重厚さを与え、仏教の世界を背景に主人公も苦悩するシリーズ屈指の難事件となっております。

いつも京極堂シリーズはミステリーのジャンルではないと思うと言っておりますが、これは珍しく堂々とミステリーと言えますね。

次作が圧倒的完成度と人気を誇る中、私の最も好きな作品がこの鉄鼠の檻でございます。

横溝正史のような閉鎖的なふんいき(あえて変換しない)もいとをかし。
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